CILふちゅう

映画「風は生きよという」上映会&シンポジウム

映画「風は生きよという」上映会&シンポジウム

日時:2016年4月24日(日)14:30~17:30
場所:市民会館ルミエール府中コンベンションホールA/B

人工呼吸器を使っていても、地域で生き生きと生活をする障害者の姿を紹介することで、 呼吸器ユーザーや重度障害者への理解者・支援者を増やすことを目的に開催しました。

当日の朝は小雨が降っていましたが、開演の頃には雨もやみ、事前申込みをしていた方が予定通りに来場。 当日飛び込みの方も多く、府中市にお住まいの方から、遠くは埼玉や千葉などから来てくださった方もいて、 イベントの関心の高さがうかがえる中、総勢100名以上の参加者で盛大に開催することができました。

プログラムは、ドキュメンタリー映画「風は生きよという」の上映と、シンポジウムの2部構成。 シンポジウムでは、映画に登場する小田さん、海老原さん、当団体スタッフ(呼吸器ユーザー)の岡本の3人で 「人工呼吸器とともに生きるということ」をテーマにトークを行い、「呼吸器を使う前と後の気持ちの変化について」といった真面目な話から、 終電を逃してカラオケボックスで呼吸器のバッテリーを充電したという小田さんの日常生活の話まで、 ありのままの姿を通して呼吸器ユーザーの思いを伝えていただきました。

参加者からは、「人工呼吸器を使っている方が、思っているよりも普通の生活をしていたことに驚いた」 「呼吸器を着けていてもやれることがたくさんあることを知った」 「呼吸器ユーザーのリアルな声が聞けて良かった」などの声をいただき、 呼吸器ユーザーとあまり接点がなかった人たちが、呼吸器ユーザーをより身近に感じ理解を深めてもらうことができました。
また、参加してくださった多くの障害当事者やそのご家族からは、「参考になった」、「励みになった」という声も多く、 私たち障害者の地域生活を支える仲間づくりのきっかけともなりました。

  このイベントを通して出会った方たちとのつながりを大事にしながら、今後も一人でも多くの重度障害者が地域生活を実現し、 地域生活をより良いものにしていけるよう、当団体として努めて参りたいと思います。

自立生活センター CILふちゅう

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